私の職業はヤマハ講師。
…と言うと「ピアノの先生」とよく言われるが、少し違う。 まあ、それもやってはいるのだが、主たる仕事はグループレッスン。 その内容は、実際にヤマハに通った人でないと説明が難しいが、エレクトーンを学校の机のように並べ、広いスペースでは歌ったり踊ったり、分かりやすく言えば、幼児のコースなら「歌のおねえさん」(あくまでも職業名…歌のおばさん、というのは存在しないのだ)児童のコースなら学校の先生のような。
子供相手にワイワイやっていると、楽しいエピソードには事欠かないが、特に面白いのが、漢字を覚え始める1年生ぐらいの子供。エレクトーンの音量ツマミの「大、小」を「だい、しょう」と読めず、「『ちい』の方へ回すの?」と聞かれたりする(「小さい=ちいさい」の「ちい」ね)。
また、レッスンの最後に私が、その日の宿題(練習してくる曲の題名)を黒板に書いて、生徒が連絡帳に写す場面。「こもりうた」「こうしんきょく」「おじいさんのおどり」…と書いていると、「その漢字、もう習ったよ」と生徒の声。
で、その子の連絡帳を覗いてみると…「こもりう田」「こうしん木ょく」「おじい山のおどり」 …ああ、かわいいっ!!
毎日こんな土産話を持って仕事から帰れる、私って幸せ。
さて次はあけちゃん、愛娘の話でもどう?
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